需要予測システムは、効率的な発注作業や在庫リスクを避けるといった目的から導入を検討する企業が多く見られます。しかし高度に専門的であることから、システム会社に外注するケースが多いです。
そこで本記事では、需要予測の開発が得意なシステム開発会社の中からおすすめの10社をご紹介します。また外注する際のポイントも詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
需要予測の開発が得意なシステム開発会社10選
需要予測システムを開発している開発会社の中から、おすすめの10社をご紹介します。
- 株式会社ダイナミックプライシングテクノロジー
- 株式会社Liaro
- 株式会社KICONIA WORKS
- アポロ株式会社
- 株式会社ROX
- アクセルユニバース株式会社
- 株式会社スカイウイル
- 株式会社ジーニアス
- 株式会社クロス・コミュニケーション
- SENSY株式会社
それぞれの会社の特徴や概要について詳しく解説します。
株式会社ダイナミックプライシングテクノロジー
株式会社ダイナミックプライシングテクノロジーは、需要と供給に応じて適切な価格に自動変更するダイナミックプライシングにもとづいて需要予測AIを開発している企業です。企業のニーズに合った需要予測システムを提供するだけでなく、導入過程において従業員への理解を促進するコンサルティングも実施しています。
またパッケージソフトウェアを低価格で提供していますので、需要予測システムを導入するハードルが高いと感じている企業にも利用しやすくなっています。
| ・会社概要 | |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ダイナミックプライシングテクノロジー |
| 本社所在地 | 〒574-0027 大阪府大東市三住町17-12 5階 |
| 代表者名 | 姜 晃啓 |
| 従業員数 | – |
| 設立年月日 | 2019年2月1日 |
| 資本金 | – |
| サービス内容 | ダイナミックプライシングツール開発、ダイナミックプライシングコンサルティング、ダイナミックプライシング受託開発 |
| 実績・導入企業数 | 株式会社フォーバル 食品ロスの低減や経営の効率化 |
株式会社Liaro
引用：株式会社Liaro
株式会社Liaroは、機械学習を用いた需要予測AIを用いて業務のシステム化や自動化を行う企業です。需要予測AIの開発ノウハウに長けており、幅広い業種に対応したAIソリューションを提供しています。
サポート体制が充実している点も魅力であり、導入したシステムを継続的にブラッシュアップしています。また需要予測が困難とされるアパレルや医薬品の企業で導入に成功した実績がありますので、需要予測の専門性が高いと言えるでしょう。
| ・会社概要 | |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社Liaro |
| 本社所在地 | 〒113-0033 東京都文京区本郷2-40-14 山崎ビル402 |
| 代表者名 | 花田 賢人 |
| 従業員数 | 11～20名 |
| 設立年月日 | 2014年10月22日 |
| 資本金 | 952万円 |
| サービス内容 | 需要予測AIなどの開発および研究、アプリケーションサービスの開発 |
| 実績・導入企業数 | 株式会社アダストリア 需要予測AIによるアパレルの発注作業や在庫移動などの最適化 クオール株式会社 需要予測AIによる医薬品ロスの9割減 |
株式会社KICONIA WORKS
株式会社KICONIA WORKは、需要予測AIの開発実績が豊富なシステム会社です。導入の検討段階からクライアントと積極的にコミュニケーションを行い、短期間で高いパフォーマンスを発揮できるようにしています。
また導入後も構築したシステムをうまく利用するために、AIに関わるノウハウをクライアントと共有するコンサルティングを実施しています。
| ・会社概要 | |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社KICONIA WORKS |
| 本社所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-28-15 渋谷S.野口Bldg.9F |
| 代表者名 | 書上 拓郎 |
| 従業員数 | 20名 |
| 設立年月日 | 2018年5月 |
| 資本金 | 480万円（資本準備金含む） |
| サービス内容 | 需要予測AIの開発や構築、システムの運用 |
| 実績・導入企業数 | 食品の製造業：需要予測AI導入による利益アップ スーパー：需要予測による惣菜製造数の最適化 製造業：機械学習モデルによる不良品の製造防止 |
アポロ株式会社
引用：アポロ株式会社
アポロ株式会社はAIの開発やコンサルティングを行う企業であり、エンジニアがプロジェクトの企画から実行段階まで総合的にサポートします。またコンサルタントが実用的な活用法をアドバイスする人材育成サービスも提供していますので、社内のDX化にも役立っています。
大手企業や国立大学などの依頼実績もありますので、信頼性に優れている企業です。
| ・会社概要 | |
|---|---|
| 会社名 | アポロ株式会社 |
| 本社所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷一丁目11番1号 ヒューリック渋谷美竹通りビル7階 |
| 代表者名 | 宮地 謙輔 |
| 従業員数 | 47～52名 |
| 設立年月日 | 2020年7月 |
| 資本金 | 820万円 |
| サービス内容 | AI構築やデータ分析、DX化の支援、AIコンサルティング |
| 実績・導入企業数 | ANA X株式会社 効率的なデータ分析を行うシステムによる業務効率化 森ビル株式会社 顧客情報などのデータの統合や分析を行うシステムの構築 広島大学 データサイエンス講座における教材の設計や講義の実施 |
株式会社ROX
引用：株式会社ROX
株式会社ROXはAIの活用に特化したデータサイエンス企業であり、AIによる需要予測やDX化の推進などを行っています。来店客数予測AI「Hawk」や物流予測AI「Buffalo」などのシステムを開発しており、小売業や運送業などに多く導入されています。
また従業員への研修事業も行っていますので、新しいAIやシステムを導入した際のサポートも手厚いです。
| ・会社概要 | |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ROX |
| 本社所在地 | 〒673-0892 兵庫県明石市本町1-2-33 興生ビル4F |
| 代表者名 | 中川 達生 |
| 従業員数 | 2名 |
| 設立年月日 | 2015年10月2日 |
| 資本金 | 100万円 |
| サービス内容 | 需要予測などのAIアプリケーション開発事業、データ解析事業、研修事業 |
| 実績・導入企業数 | プレマ株式会社 来店客数予測AI「Hawk」の導入による人員配置の最適化 株式会社かじ惣 Hawk導入による来店客数の推定や食品ロスの削減 山岸運送株式会社 物流予測AI「Buffalo」の導入による車両や倉庫の人員配置の最適化 |
アクセルユニバース株式会社
アクセルユニバース株式会社では、業務システムやWebシステム開発や運用、Webサイト制作、スマートフォンアプリ開発、インフラの構築・保守運用など幅広い事業を展開しています。クライアントのニーズを先取りして提案する「顧客中心主義」を理念として掲げており、プロジェクトの企画段階から積極的なコミュニケーションや提案を行っています。
またクライアント先に常駐せずに自社で開発するスタイルによって、費用削減やコストパフォーマンスの向上に努めている点が特徴であり、比較的低いコストでシステムを構築できるでしょう。
| ・会社概要 | |
|---|---|
| 会社名 | アクセルユニバース株式会社 |
| 本社所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷三丁目6-6 渋谷パークビル2階 |
| 代表者名 | 山根 太郎 |
| 従業員数 | – |
| 設立年月日 | 2012年2月1日 |
| 資本金 | 4,850万円 |
| サービス内容 | システムおよびWebサイトの開発や運営、ITコンサルティング |
| 実績・導入企業数 | 株式会社TBM CO2を算定・可視化するScopeXの保守管理 HILLTOP株式会社 受注入力自動化システムの提供による作業時間の50％削減 株式会社共立理化学研究所 簡易水質検査を行うアプリの共同開発 |
株式会社スカイウイル
引用：株式会社スカイウイル
株式会社スカイウイルは、AI・機械学習によるデータ分析や開発を行っているシステム会社です。経験豊富なエンジニアのノウハウを活かして、クライアントの課題を解決するシステムを提供しています。
また導入後も運用保守を行う「システム運用サービス」を行っていますので、社内にベテランのデータサイエンティストを配置して安心できるサポート体制を構築しています。また18年連続売上増の黒字経営を続けていますので、継続的に成長している企業です。
| ・会社概要 | |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社スカイウイル |
| 本社所在地 | 〒141-0001 東京都品川区北品川5-9-11 大崎MTビル10F |
| 代表者名 | 長谷川 恵三 |
| 従業員数 | – |
| 設立年月日 | 2002年11月18日 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| サービス内容 | アプリケーション開発、ITコンサルティング、インフラ・クラウド構築、ソフトウェア品質保証、テクニカルサポート |
| 実績・導入企業数 | 農作物の需要予測による広告効果の最適化 医療機器の故障予測による業務最適化 社員の健康管理の改善を目的とした疾病の発症予測 |
株式会社ジーニアス
引用：株式会社ジーニアス
株式会社ジーニアスは、設立より30年以上少数精鋭で技術的な難易度の高いシステムの開発に取り組んでおり、特にAIを活用した需要予測のシステム開発には豊富な経験と実績を持ち合わせています。
またコンサルティングも行っており、提案したことをシステムとして実現することにこだわりトータルサポートを行っている会社でもあります。
| ・会社概要 | |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ジーニアス |
| 本社所在地 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-18-4 東京蓮見ビル2F |
| 代表者名 | 田中 博生 |
| 従業員数 | 6名 |
| 設立年月日 | 1991年4月 |
| 資本金 | 2,100万円 |
| サービス内容 | 金融デリバティブ統計モデルを使った予測AIの開発、取引所やメガバンクなどへの金融業務コンサルティング |
| 実績・導入企業数 | – |
株式会社クロス・コミュニケーション
株式会社クロス・コミュニケーションは、親会社のマーケティングリサーチ企業であるクロス・マーケティンググループが持つデータを活かして、適切な手法でクライアントの課題を解決します。プロジェクトの立案から開発、運用まで一貫して支援するスタイルが特徴であり、保守管理も行っています。
システムやアプリの開発実績は300を超えており、特に金融機関への導入事例が豊富です。
| ・会社概要 | |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社クロス・コミュニケーション |
| 本社所在地 | 〒102-0076 東京都千代田区五番町6−1 AKビルディング 3F |
| 代表者名 | 信太 孝一 |
| 従業員数 | 78名（2024年7月1日時点） |
| 設立年月日 | 2011年8月1日 |
| 資本金 | 9,000万円（2023年6月末時点） |
| サービス内容 | AIを活用したシステムの開発や運用、アプリやWebの開発 |
| 実績・導入企業数 | 大和コネクト証券株式会社 株取引アプリ「コネクト」の開発 株式会社日専連ライフサービス クレカアプリ「my net+」の開発と運用 住信SBIネット銀行株式会社 住宅ローン新規申込者向けのアプリの開発 |
SENSY株式会社
引用：SENSY株式会社
SENSY株式会社は、自然言語処理や画像解析技術などを組み合わせたディープラーニング技術であるパーソナルAI「SENSY」を開発したシステム会社です。SENSYを活用してクライアントの業種に合わせた需要予測システムを提供しており、様々な業界で導入してきた実績があります。
またこれまで取り組んできた1,000件以上のプロジェクトによって得られたAI事業の開発ノウハウを活かし、クライアントの課題解決をサポートしています。
| ・会社概要 | |
|---|---|
| 会社名 | SENSY株式会社 |
| 本社所在地 | 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿13階 |
| 代表者名 | 渡辺 祐樹 |
| 従業員数 | 41名 |
| 設立年月日 | 2011年11月 |
| 資本金 | 11億3,953万円 |
| サービス内容 | 需要予測AIモデルの提供、DXツールを提供するプロダクト事業、ナレッジを実行するコンサルティング |
| 実績・導入企業数 | 株式会社TSIホールディングス メールマーケティングなどにおける需要予測AIの活用 株式会社はるやまホールディングス 販促DMのパーソナライズ化や送付先の最適化を行うための需要予測AIの導入 株式会社チュチュアンナ アパレルの需要予測を行うAIの活用 |
需要予測の開発が得意なシステム開発会社の選び方
需要予測に関するシステムを導入する上で開発会社への依頼を検討する場合には、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
- 実績が豊富であるか
- 提案力やコミュニケーション力があるか
- 得意な領域が目的と合っているか
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
実績が豊富であるか
システム会社を選ぶ場合には、公式サイトから実績をチェックすることが重要です。自社に必要なシステムを開発、構築した実績があれば基準として役立つでしょう。
また公式サイトから得意なシステム開発の種類を確認しておくことも必要です。開発会社では様々なシステムを扱っていますので、需要予測など自社のニーズに特化した会社に依頼しましょう。
提案力やコミュニケーション力があるか
公式サイトの問い合わせフォームや電話番号からシステム会社に連絡した後は、一般的には担当者が直接自社に来て必要なシステムについて詳細をヒアリングします。このとき、担当者に提案力やコミュニケーション力があるかどうかチェックしておきましょう。
システムを開発する上では、まず解決すべき問題を明確化する必要があります。そのために担当者は「どんなことに課題を感じているか」「システムの導入によってどのように解決したいか」などを聞いてくるはずです。
また自社の従業員と担当者が詳しく話し合うことで、これまで見えていなかった課題などが判明することもあります。そのため、積極的に提案やコミュニケーションを行ってくれる会社に依頼するといいでしょう。
得意な領域が目的と合っているか
需要予測システムに特化した会社でも、得意な領域はそれぞれ異なります。例えば実店舗の来客予測が得意な会社があれば、ECサイトの顧客分析が得意な会社もあります。またそれぞれのデータを統合して、総合的に分析できる会社もあるでしょう。
そのため、自社の業種や形態に合ったシステムを開発できるかどうかチェックしてから、依頼するシステム会社を選ぶことが重要です。
需要予測開発の外注を失敗しないためのポイント
需要予測の開発の外注を失敗しないためのポイントには、以下の3つが挙げられます。
- プロジェクトの目的を明確にする
- 予算内に合う提案をしているか
- サポートが充実しているか
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
プロジェクトの目的を明確にする
プロジェクトにおいて需要予測のシステムを導入する場合には、まず目的を明確にしなければなりません。なぜなら、プロジェクトで達成すべき目的や自社の解決すべき課題がシステムの機能とズレてしまうと、せっかく導入しても思ったような成果を挙げられないリスクが考えられるからです。
このような事態を防ぐためには、どのような目的や課題をクリアするために需要予測システムを導入するのか入念に検討する必要があります。またシステム会社の担当者とプロジェクトやシステムについて詳しく話し合っておけば、目的の明確化だけでなく、うまくクリアするためのシステム構築についてアドバイスを受けられるでしょう。
予算内に合う提案をしているか
需要予測システムを導入する場合には予算内に収まるかという点が重要ですが、コストパフォーマンスに見合うかどうか検討することも欠かせません。そのためには、効率的に自社の目的を達成できる提案を出してくれるシステム会社を選びましょう。
システム会社の提案内容を比較すれば、おのずと良し悪しが見えてきますので、なるべく多くの会社から提案や見積もりを出してもらうことをおすすめします。また担当者にヒアリングすれば、予算面だけでなくコストパフォーマンスに見合うかどうかわかりますので、提案内容について積極的に聞いておくといいでしょう。
サポートが充実しているか
需要予測ではシステムが複雑であるケースが多いため、システム会社のサポート体制を確認しておくことも重要です。システムの不具合や企業で使っているデバイス、OSとの相性の問題など様々なトラブルが考えられますので、迅速に対応してくれるシステム会社に依頼しましょう。
サポート体制はシステム会社を決める際には重要なファクターの一つですので、システム会社の担当者に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
需要予測システムを扱っている会社は数多くありますので、自社のニーズに合ったシステムの開発や運用を行っているところに外注することが大切です。しかし、AIを使った需要予測は新しい分野なので、どこの会社に依頼すべきか迷うケースが多く見られます。
そのため需要予測システムの導入を検討している場合には、エッジワークまでご相談ください。経験豊富なプロフェッショナルが揃っていますので、御社の課題やニーズを明確化して適切な解決法を提案いたします。電話だけでなく、WEBサイトやお問い合わせフォームからでもお問い合わせを受け付けていますので、お困りの際はぜひご連絡ください。
副業社員・フリーランスなどのスポットワーカーにプロジェクト単位でタスクを依頼・発注できるプロ人材活用サービス
