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公開日:2025/02/12

kintoneによるアプリ開発の費用相場に加え10種類のkintone導入事例を紹介!

kintoneによるアプリ開発の費用相場に加え10種類のkintone導入事例を紹介!

kintoneによるアプリ開発委託を行いたいと考えているけど、費用の相場がよくわからないと考えている人もいると思います。
本記事ではkintoneでアプリ開発を行うメリット、アプリの委託開発の費用相場、kintone開発が得意な会社の選び方について説明すると共に、10種類のkintoneの活用事例について説明します。

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kintoneについて

kintoneについて

kintoneはサイボウズ株式会社が提供するクラウドサービスであり、業務用のアプリケーションを開発することのできるプラットフォームです。
ノーコードツール(プログラミングの必要がない)なので、プログラミングに関する知識がなくても開発プラットフォーム上で業務用のアプリを容易に開発することができます。

kintoneでアプリ開発を行うメリット

kintoneでアプリ開発を行うメリット

一般的に開発されたアプリケーションは、基本的にそれを開発した人以外が変更を行う場合、あらかじめ準備されたドキュメントを確認し、実装内容をしっかり理解した上でないと実施できません。
ところがkintoneはノーコードツールなので画面操作のみでアプリ開発を容易に行うことができ、開発されたアプリも同様にして、必要な修正や機能追加などのカスタマイズ作業を画面操作のみで簡単に行うことができる点が大きなメリットです。

kintoneによるアプリ開発の費用相場

kintoneによるアプリ開発の費用相場

kintoneによるアプリの委託開発費用は、アプリの規模や内容によって大きく異なります。
概算レベルで考えると、比較的規模の小さなアプリの場合数万円から10万円程度と考えられます。
それ以上の中程度の規模の場合10万円~数十万円程度です。さらに規模の大きなアプリ開発になると100万円から500万円程度という金額が一般的な相場です。
開発費用の内訳は、アプリ設計、製造(プログラミング)、機能テスト、デバッグに加えてプロジェクトの進捗管理などを行う費用までの一連の作業がすべて含まれます。
アプリ開発を行う場合には、詳細な見積もりを行った上で開発の委託を決定した場合には、しっかりと開発委託契約を締結して作業を行ってもらうようにしましょう。

kintone開発が得意な会社の選び方

kintone開発が得意な会社の選び方

kintone開発が得意な会社の選び方について以下の観点で説明します。

  • kintone認定パートナー
  • 豊富な開発と支援の実績
  • 委託費用を明示

kintone認定パートナー

kintone認定パートナーとは、kintone開発に関して高い技術力と開発実績からサイボウズ社がこれを認めて認定した会社のことです。
kintone認定パートナーの役割は顧客の売上を伸ばし、業務の改善や効率化に貢献することとされています。
そのために、kintoneの性能を最大限引き出すためのサポートや提案を行い、顧客に最適なソリューションを提供することが求められています。

豊富な開発と支援の実績

kintoneのアプリ開発において豊富な経験と実績を積んでいれば、様々なアプリ開発において数多くの技術課題への対応や顧客からの要求に対応してきているために多くのノウハウを蓄積しています。
これらのノウハウはアプリ開発を行う場合に、間違いなく効率的で効果的な開発につながります。

委託費用を明示

kintoneのアプリ開発を委託する場合には、委託費用の見積もりを詳細に提示してくれる会社を選択すべきです。
委託開発の詳細内容を提示できるのは、開発内容を細かなレベルで検討し把握できているためにどの部分にどの程度の費用がかかるか見通しが立っていることを示します。
その結果開発を委託した場合に大きくずれることなく、精度よく見積予算内で開発を完了してくれるはずで、安心して開発を委託することができます。
他方で詳細な見積もりの提示がなく全体の金額提示のみの場合、詳細な見通しが立っていない可能性があり開発の途中で費用が膨らみ、何らかの形で追加費用の請求が来る可能性も否定できません。

kintoneによる10種類の導入事例

kintoneによる10種類の導入事例

kintoneを活用した10種類のアプリ開発事例を紹介します。

  • 【建設業】kintoneとスマホを使った建築進捗の共有で顧客満足度向上
  • 【設備工事業】案件ごとのスケジュール管理
  • 【製造業】PUSH通知を活用し報告から指示までスピードUP
  • 【鉄鋼業】Access での煩雑な日報・案件管理から脱却
  • 【産業用機械製造】コールセンターの問い合わせ情報一元管理
  • 【電機製造】海外製SFA からkintone へ移行
  • 【輸送機器製造業】重視されたのは「使いやすさ」/ 開発の手軽さで「kintone」を選択
  • 【情報通信業】提案資料を整理して生産性向上!
  • 【ロジスティクス業】iPadを活用し、ペーパーレス化と業務スピードのUPを実現
  • 【卸売業】販売管理システムと連携しリアルタイムな予実管理を実現

【建設業】kintoneとスマホを使った建築進捗の共有で顧客満足度向上

■導入前の状況と課題
・施主様には、住宅の建築状況確認の為、週末などに家族で実際に現場に出向いて頂くしかありませんでした。そこで、他社にはない顧客価値の提供を検討し
– 建築の進捗をリアルタイムで施主に共有出来るシステムの開発
– 顧客満足度の更なる向上
の開発を考えました。

■導入後のイメージと効果
kintone で、施主ごとに専用の建築状況共有アプリを作成することにより、以下の導入効果が得られました。
– 現場と施主のコミュニケーションが活性化し、顧客満足度が向上しました。
– 施主がスマートフォンなどで勤務先や親戚などの周りの人に写真を見せたりすることで、口コミ効果が生まれ、紹介案件の増加を見込めるようになりました。

【設備工事業】案件ごとのスケジュール管理

■導入前の状況と課題
・案件管理をExcelで運用していたために、チェックしなければならないExcelファイルが膨大になり、現場担当者の入力漏れなども生じ、進捗の共有が困難になっていました。
・以上から案件情報共有プロセスの単純化するために以下のの対応が必要でした。
– 現場の入力漏れ自体の削減
– イレギュラーな情報の簡単かつ迅速な抽出を可能にするシステムの導入

■導入後のイメージと効果
・日程管理が必要な項目を定型フォームにした kintone アプリに運用を移行することとしました。
・このアプリ開発により案件情報の共有が単純化し工数が削減され、確実な情報共有が可能になり以下の導入効果を得ることができました。
– 入力漏れなどのミスが激減
– 上長、サポートによるチェックが1クリックで可能となり業務時間の短縮を実現

【製造業】PUSH通知を活用し報告から指示までスピードUP

■導入前の状況と課題
・営業部内でも日報のフォーマットがバラバラで、情報集約に時間と手間がかかりました。
・グループリーダーが毎回メンバーの日報を集約し提出する必要がありました。
以上から以下の課題への対応が必要と考えました。
– グループリーダーのルーティーンワーク回避につながりました。
– 意思決定に必要な情報の迅速な共有ができました。
– メンバー間への成功や失敗などの事例情報の共有ができました。

■導入後のイメージと効果
・kintoneにより部門内で統一された報告フォーマット(フォーム)を作成、報告を kintone に集約、外出・出張先からはスマートフォンで登録できるようにしました。
以上のアプリ開発により以下の導入効果を得ました。
– 登録と同時に集計やグラフ表示が可能なため、取りまとめや集計作業が不要になりました。
– 経営・マネジメント層には、情報を瞬時に確認できるため、意思決定スピードが向上しました。
– 外出先からも手軽に報告・社内事例等の共有が可能となり業務品質が向上しました。

【鉄鋼業】Access での煩雑な日報・案件管理から脱却

■導入前の状況と課題
・営業部員の日報や案件情報管理をAccessで運用していたために、毎日帰社して入力しなければならず時間がかかる、物件情報入力では、同じ項目を繰り返し手入力する非効率があるを感じている、営業部の前週の報告を会議までにとりまとめて資料化する手間がかかるなどの課題がありました。

■導入後のイメージと効果
・日報や案件情報管理を kintone へ移行し、日報や案件情報は kintone に登録する、「顧客マスタ」アプリを別途作成し、案件情報登録の際にはルックアップで情報を取得することで簡略化するようにしました。
・また、報告は外出先からもタブレットやスマートフォンで登録できるようにしました。
以上のアプリ開発により以下の導入効果を得ることができました。
– システム部は本来の業務に専念できるようになりました。
– Access管理業務も撤廃され、リソースが軽減されました。
– 会議資料の印刷がなくなり、該当業務のペーパーレス化を実現できました。
– 外出先からの報告が可能になり営業効率が向上しました。

【産業用機械製造】コールセンターの問い合わせ情報一元管理

■導入前の状況と課題
・自社製品についての技術的な問合せをコールセンターで受付し、用紙に記入、技術担当者の席へ持参、担当者から対応完了の報告を受け、Excel に履歴を入力していました。
・このため対応状況や対応未完了件数などが把握できない、過去の問い合わせの回答内容などを充分に活用できない、問合せ件数の増加に伴い、受付、対応担当者の負荷が増大し、対応完了に時間がかかるようになるなどの課題がありました。

■導入後のイメージと効果
・問合せ対応管理を kintone に移行、 問合せ受付窓口で受電後 kintone へ案件を登録、技術などの担当者は通知を確認し、調査やkintone で回答を実施/都度ステータスを登録するようにしました。
・以上のアプリ開発により以下の導入効果を得ました。
– 対応漏れが大幅に減少しました。
– 対応スピードの向上につながりました。
– 対応品質が個人に依存せず、全体的に向上しました。
– 問合せ内容の分析により、製品品質の向上に繋がるようになりました。

【電機製造】海外製SFA からkintone へ移行

■導入前の状況と課題
・海外クラウドサービスのSFAを利用していますが、現場の営業も管理側も情報を共有できていませんでした。
・それは、自社業務にフィットするツールにカスタマイズできていない、入力項目が多く、現場の営業が使いこなせないなどの課題があったためです。
・さらに運用コストが高いという課題もありました。

■導入後のイメージと効果
・SFAを kintone へ移行し、ツールを再構成し販売店の売り場などの現場からスマートフォン、タブレットで利用する運用を想定し、最小限の入力作業で情報を登録、共有できることを考慮しアプリを開発しました。
・以上のアプリ開発により以下の導入効果を得ました。
– 入力の手間が削減され、ユーザーに抵抗のないインターフェイスになったため情報の共有が活発化できました。
– 必要に応じて随時カスタマイズが可能になり、さらなる効率化を促進できています。
– 工数だけにとどまらず費用的コストも削減できました。

【輸送機器製造業】重視されたのは「使いやすさ」/ 開発の手軽さで「kintone」を選択

■導入前の状況と課題
・別会社だった販売会社が2006年に統合しましたが、活動報告、商談管理の方法が販売拠点ごとに異なっていました。
・行動管理は個人の手帳やExcel、ホワイトボードなどが使われ、本社が知ることが困難な状況でした。

■導入後のイメージと効果
・「使いやすさ」「開発の手軽さ」を重視し、「kintone」を選択し、現場を巻き込んだ導入試験を実施/システムを作りながら要件固め「kintone API」を使った画面カスタマイズとアプリ間連携などの開発を実施し、全国1,300名の営業社員への導入しました。
・以上のアプリ開発により抜け、漏れ、活動の重複を防ぐ「顧客情報」と「訪問計画」の共有が可能になり以下の導入効果を得ました。
– 見込み顧客に対して、流動的な顧客情報を管理でき効率的にお客さま訪問が実施できるようになりました。
– マネージャーによる管理やアドバイスがしやすいくなり、リサーチ会社等の企業情報データベースを組み合わせ、網羅的にターゲット企業を絞り込むことが可能になりました。

【情報通信業】提案資料を整理して生産性向上!

■導入前の状況と課題
・営業メンバー各自が資料を作成していたため、組織として非効率が発生、最新のバージョンに対応した内容か、個人が確認する手間が発生していました。
・またメールでは動画などの新しい営業ツールが共有できない課題がありました。

■導入後のイメージと効果
・営業資料の管理を kintone で実施し、メンバー各自が作成した資料をアプリに登録するようにしました。
・以上のアプリ開発により以下の導入効果を得ました。
– メンバー間で資料の流用が可能となり、資料作成の時間を短縮できました・
– メンバーが本来の営業活動に注力できるようになりました。
– 作成日や更新日情報の付加で鮮度管理が可能になりました。
– 作成日や公開範囲など属性情報で効率的で有効な検索、活用が可能になりました。

【ロジスティクス業】iPadを活用し、ペーパーレス化と業務スピードのUPを実現

■導入前の状況と課題
・現場では作業点検表など、紙のチェックシートに記入し、本部が取りまとめて承認(回覧)に回しているため、チェックシートの取りまとめ作業、承認へ回す手続きに手間と時間がかかっていました。
・またチェックシートの記録忘れが発生する課題もありました。

■導入後のイメージと効果
・チェックシートの運用を紙から kintone に移行し、現場ではiPadを利用し、kintone のチェックシートアプリに直接登録する運用に切り替えました。
・以上のアプリ開発により以下の導入効果を得ました。
– リアルタイムに情報が集約され、承認も kintone で完結でき業務スピードが大幅に改善しました。
– ペーパーレス化を実現できました。
– 埋没資産の有効活用を実現できました。
– 記録、提出忘れ、漏れが生じた場合、kintone からリマインド通知が発行されるため、確実な運用が可能になりました。

【卸売業】販売管理システムと連携しリアルタイムな予実管理を実現

■導入前の状況と課題
・営業部門と業務部門でそれぞれ予算・実績管理を行っており、数字に食い違いが生じていました。
・売り上げ管理をExcelで行っているため営業が月末までExcelを更新してくれない、複雑なマクロが組まれ商品ラインの増加や評価基準の変更に対応できない、Excelでの管理に限界があるなどの課題がありました。

■導入後のイメージと効果
・営業部門の予算・見込・売上報告を kintone に集約し、既存販売管理システムと kintone を連携しました。
・以上のアプリ開発により以下の導入効果を得ました。
– 営業が外出先から数字報告が可能になり、リアルタイムな見込み・実績把握ができるようになりました。
– 業務部門と営業部門の売上管理を一元化し、確認業務コストの削減につながりました。
– 商材の増加や評価体制変更にもスピーディな対応が可能になりました。

まとめ

この記事ではkintoneでアプリ開発を行うメリット、アプリの委託開発の費用相場、kintone開発が得意な会社の選び方について説明すると共に、10種類のkintoneの活用事例について説明しました。
kintoneのアプリの開発を委託する場合には、事前に詳細な見積もりを取り見積内容を理解し開発委託契約をしっかりと締結した上で進めることが必要であることをご理解頂いたと思います。
エッジワークには、フリーランスとして活動する多様なプロ人材が在籍しています。業務委託でプロに依頼するため、稼働する期間を限定して仕事を発注できます。kintoneアプリ開発の外部委託を検討している際は、エッジワークならプロ人材による対応が可能なため、委託会社の選定やアプリ開発の委託の相談も可能です。

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