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公開日:2024/06/28

チャットボット導入の費用相場は?導入する際のポイントについて

チャットボット導入の費用相場は?導入する際のポイントについて

AIが広く浸透している現代では、企業も顧客対応や業務効率化などでチャットボットを導入するところが増えています。しかし、初めて導入する場合には、費用相場や重視すべきポイントなどが分からず困ってしまうこともあるでしょう。

そこで本記事では、チャットボット導入の費用相場や導入費用への影響が大きい要素、導入する際のポイントなどについて詳しく解説します。自社に合ったチャットボットを導入したい方は、ぜひご覧ください。

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チャットボット導入の費用相場

チャットボット導入の費用相場

チャットボットの導入にかかる費用は、以下の3つの費用に分けられます。

  • 初期費用
  • 運用費用
  • その他の費用

それぞれの費用について詳しく解説します。

初期費用

チャットボット導入の初期費用には、システムの構築費用や導入設定費用が含まれます。具体的な費用は、以下の通りです。

基本的なチャットボット:数万円~数十万円
複雑なAI搭載型またはカスタマイズ型チャットボット:数百万円

機能などによって金額が大きく異なりますので、自社に合ったチャットボット選ぶことが重要です。また場合によっては専門家に導入をサポートしてもらう必要もあり、別途費用がかかる可能性がある点に注意しましょう。

運用費用

チャットボットの運用費用は、月額料金でかかるケースが多いです。運用費用は、以下の通りです。

基本的なプラン:数万円~数十万円/月
多機能なチャットボット:数十万円~数百万円/月

機能が多いチャットボットは運用費用が高くなる傾向になりますが、更新作業やメンテナンスなどで急に費用がかかることもあるので気をつけましょう。

また、サポート体制など契約内容によっても、大きく費用が変動するケースもあります。

その他費用

その他の費用には、主に以下の費用が挙げられます。

  • 社員への研修費用
  • アップデートにかかる費用
  • セキュリティ対策費用

チャットボットなど新しいシステムを導入する場合には、社員への研修が必要です。また業種や社員の習熟度などによっては、思ったより料金がかかることもあるでしょう。

長期的に使う場合には、アップデートにかかる費用も見込んでおきましょう。他のシステムとの兼ね合いもありますので、互換性には十分注意しましょう。

また、チャットボットには、セキュリティ対策が欠かせません。特にハッカーから社内システムを守るためには専門家の協力が必要なので、サポート体制をチェックしておきましょう。

チャットボットの導入費用への影響が大きい要素

チャットボットの導入費用への影響が大きい要素

チャットボットの導入費用に影響が大きい要素には、AI搭載の有無、設置できるページ数やドメイン数、登録できるQ&Aやシナリオのノード数があります。それぞれ詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。

AI搭載の有無

チャットボットにAIを搭載するかどうかは、重要なポイントです。AIを搭載しない場合には、ユーザーへの対応は基本的に社員が行うことになりますので、時間や手間がかかります。場合によっては、専門の部署が必要になることもあるでしょう。

一方チャットボットにAIを搭載するならば、自然言語処理技術の活用によって高度な対話ができるようになります。また長期間の学習によって回答精度が向上する機能もあり、ユーザーへの対応も任せられますので労働コストを大きく削減できるでしょう。

しかし、初期費用や運用費用などコストがかかる点を踏まえて、コストパフォーマンスを考慮することが重要です。自社に合うかどうか検討して、役立つチャットボットを導入しましょう。

設置できるページ数やドメイン数

チャットボットでは、ページ数やドメイン数も費用に影響します。それぞれ数が増えるほどその分ライセンス費用がかかりますので、注意しましょう。

登録できるQ&Aやシナリオのノード数

Q&Aやシナリオのノード数も費用に影響します。単純に数が多くなるだけでなく、内容の複雑性によってもシステム構築にかかる費用や維持管理コストが高くなる点に気をつけましょう。

チャットボットの種類

チャットボットの種類

チャットボットには、主に以下の3種類があります。

  • AI搭載型
  • シナリオ型
  • 有人型

それぞれの種類について詳しく解説します。

AI搭載型

AI搭載型とは、AIの自然言語処理技術を利用した機械的学習によって、ユーザーの質問に対して応答するタイプのチャットボットです。このタイプはユーザーの質問の意図を正確に理解して自然な対話を行いますので、利便性に優れています。

そのため、総合的な質問を受け付ける企業に向いています。

このように効率的な顧客対応が期待できるメリットがありますが、導入時には初期費用が高くなります。また継続的な学習によるデータの蓄積や時流に合わせたカスタマイズが必要なので、運用費用も考慮しなければなりません。一般的な相場は、以下の通りです。

初期費用:50万円~200万円
運用費用:30万円~50万円/月

運用費用はカスタマイズやサポートによってより費用がかかるケースもありますので、導入前には担当者とのヒアリングや見積もりなどでコストをしっかり計算しておきましょう。

シナリオ型

シナリオ型とは、設定しているシナリオにしたがってユーザーと対話を行うタイプのチャットボットです。定型的な業務に向いていますので、比較的答えやすい質問の応答やルーティンワークが多い企業におすすめです。

導入費用もが低めであり、バージョンアップやカスタマイズの必要性が低いことから運用費用もさほどかかりません。一般的な相場は、以下の通りです。

初期費用:5000円~10万円
運用費用:無料~1万円/月

AI搭載型と比べると、システムが簡素であるため費用をかなり抑えられます。

しかし、シナリオにない質問や回答が難しい質問には対応しづらいため、場合によっては社員がサポートする必要があるでしょう。

有人型

有人型とは、チャットボットが一次対応を行った後に必要な場合にオペレーターが対応するタイプです。このタイプでは、チャットボットによる自動対応と人間の柔軟な対応の組み合わせによってユーザーの質問に答えます。シナリオ型は社員の補助を前提としていませんが、有人型ではオペレーターにつないで対応する仕組みになっている点が異なります。

初期費用や運用費用は他のタイプに比べてかかりませんが、オペレーターが対応する分のコストを考慮する必要があります。一般的な相場は、以下の通りです。

初期費用:1万円~15万円
運用費用:2万円~20万円/月

これらの費用とは別に、オペレーターの教育費用に5~10万円、給与に15万円以上/月かかります。またオペレーターを専属部署にするか兼業にするかなど、自社の状況に合わせて考慮しなければなりません。

チャットボットを導入する際のポイント

チャットボットを導入する際のポイント

チャットボットを導入する際には、以下のポイントが重要となります。

  • UI/UXが良いチャットボットを選ぶ
  • 導入目的を明確にする
  • トライアルが可能なチャットボットを選ぶ

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

UI/UXが良いチャットボットを選ぶ

UIとは「User Interface(ユーザーインターフェイス)」の略称であり、本来はユーザーとシステム間で情報をやり取りする機器を指します。しかし、現在ではユーザーが感じるシステムの使いやすさを意味するようになっています。

一方UXとは「User eXperience(ユーザーエクスペリエンス)」の略称であり、ユーザーがサービスを通じて得られる体験を指します。 それぞれの要素はユーザーの満足度やサービスの便利さに直接関わるため、チャットボットでも重視されるポイントとなっています。

UI/UXに優れているチャットボットはユーザーが直感的に操作でき、スムーズな対話を実現しますので、ユーザーの満足度の向上に役立ちます。

具体的には、応答速度や質問に対する回答の正確性などが挙げられますので、導入前にはこれらの点をチェックしておきましょう。

導入目的を明確にする

チャットボットなど新しいシステムを導入する場合には、事前に目的を明確化しておくことが重要です。例えばカスタマーサポートの効率化が目的である場合は、社員やオペレーターの補助が必要なシナリオ型や有人型よりも適切な回答を自身で行えるAI搭載型が向いているでしょう。

また、ルーティンワークの迅速化が目的ならば、シナリオ通りスピーディーに業務を消化するシナリオ型が適しているといえます。

このように導入目的によって最適なチャットボットが異なりますので、経営陣や現場の意見を交えて自社に必要なチャットボットを選びましょう。

もし業務に向いていないチャットボットを導入してしまうと、コストを無駄遣いしてしまいかねませんので、要注意です。

トライアルが可能なチャットボットを選ぶ

どのようなチャットボットを利用するか決める際には、トライアルで使い心地を確認しておくことが重要です。

具体的には、自社のニーズへの適応度やユーザーの反応などを検証しましょう。トライアルを利用すれば導入後のミスマッチを防げますので、余分なコストを削減できます。

ただし、トライアルと導入後では有料サービスやサポート体制などが異なる点に気をつけましょう。トライアルではすべてのサービスが提供されているわけではありませんので、おおまかな使い心地しかしか分かりません。

そのため、実際に導入した他社の事例や担当者からシステムについて詳しくヒアリングしておくことも求められます。

おすすめのチャットボットツール3選

おすすめのチャットボットツール3選

チャットボットの中でも、おすすめのツールは以下の3つです。

  • Chat Plus
  • Cross Talk
  • CAIWA Service Viii

それぞれのツールについて詳しく解説します。

Chat Plus

Chat Plusとは、チャットプラス株式会社が提供するチャット形式の問い合わせ窓口をホームページやLINEなどに設置できるチャットボットです。初期費用が無料であるにもかかわらず、優れた汎用性から20,000社以上の企業に導入されている実績があります。

プランごとの料金(税抜)は、以下の通りです。

ミニマムプラン年契約1,500円/月 月契約1,980円/月
ビジネスライトプラン年契約9,800円/月 月契約10,800円/月
プレミアムプラン年契約28,000円/月 月契約30,000円/月
AIライトプラン年契約50,000円/月 月契約54,000円/月
オートAIプラン年契約80,000円/月 月契約88,000円/月
プレミアムプラン年契約150,000円/月 月契約170,000円/月

それぞれのプランで使える機能が異なりますので、自社に合った機能やコストで選ぶとよいでしょう。また10日間のトライアルを実施していますので、試してみてはいかがでしょうか(2024年6月22日時点)。

Cross Talk

Cross Talkとは、株式会社フリップデスクが提供するマーケティングに特化したチャットボットであり、自動チャットボットと有人チャットを併用してユーザーに対応する機能を持っています。同社がリリースしているWEB接客ツールであるFlipdeskと連携させれば、顧客のターゲティングが行える特徴があり、1,000社以上が導入しています。

料金は、以下の通りです。

初期費用 50,000円
運用費用 39,800円/月

CAIWA Service Viii

CAIWA Service Viiiは、株式会社イクシーズラボが独自開発した高度なAIを使ったチャットボットです。言語認識の精度が非常に高く、ユーザーからの様々な問い合わせに対して適切に対応できます。

また、ChatGPT APIと連携できる特徴から、AIが随時新しい知識や情報を吸収できる機能があります。

さらにMicrosoft Teamsとの連携も可能なので、社内のコミュニケーションツール内でもAIの機能を利用して業務効率化に役立てることができます。

初期費用や運用費用は、株式会社イクシーズラボまでお問い合わせください。

まとめ

チャットボットを導入する際は機能やサポート体制などを確認しておきましょう。それぞれ特徴が大きく異なりますので、自社に合ったシステムを選ぶことが重要です。

費用はページ数やドメイン数、登録できるQ&Aやシナリオのノード数で変動しますので、どれくらいの規模が必要なのか事前に計算しておきましょう。またプランなどでも大きく変わりますので、詳細は企業の担当者にヒアリングすることをおすすめします。

チャットボットの導入を検討する際には、エッジワークが提供するプロ人材の業務委託サービスをご活用ください。専門的な知識と豊富な経験を持つ人材がサポートしますので、自社に合ったチャットボットの導入が可能です。電話やメール、サイトからご対応しますので、ぜひ一度お問い合わせください。

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