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公開日:2024/09/12

BIツールの選び方とは?7つのポイントと5つの主要ツールを紹介

BIツールの選び方とは?7つのポイントと5つの主要ツールを紹介

BIツールをいざ導入しようとしても、具体的にどのような点を考えればいいのかわからないと悩まれる担当者が多く見られます。また企業によってBIツールに求める機能やポイントは異なりますので、ケースバイケースで考えなければなりません。

そこで本記事では、BIツールの選び方で重視すべき7つのポイントとビジネスでよく使われている5つの主要ツールをご紹介します。

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BIツールを選ぶ際の7つのポイント

BIツールの選び方とは?7つのポイントと5つの主要ツールを紹介

BIツールの導入を検討する際には、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 目的にあった機能が搭載されているか
  • ツールを利用する従業員のリテラシーと操作性が合っているか
  • 自社に合った提供形態であるか
  • 自社のIT環境との相性は良いか
  • 自社の業種に合う機能が搭載されているか
  • 導入費用が予算内であるか
  • サポート体制は充実しているか

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

目的にあった機能が搭載されているか

BIツールの導入を検討する場合には、自社の目的に合った機能が搭載されているか確認することが必要です。企業によって目的は「データ分析の工程削減」「課題解決を提案するためのレポート作成」など異なりますので、まずは自社の目的や課題を明確化しましょう。それから目的達成や課題解決に最適なBIツールを選ぶことが重要です。

ツールを利用する従業員のリテラシーと操作性が合っているか

BIツールは直感的に利用できる製品が多いため、比較的従業員のITリテラシーがさほどなくても扱いやすいです。しかし、中にはブラウザ上で操作できなかったり既存の社内システムを利用していると自動で作動したりするような製品もありますので、このような場合には従業員のITリテラシーや操作性が合致しているかどうかデモなどで確かめておくことをおすすめします。

自社に合った提供形態であるか

BIツールの提供形態には、オンプレミス型とクラウド型があります。オンプレミス型では、自社にサーバーを設置してBIツールを利用します。自社のIT環境との相性に優れたBIツールを導入できますが、費用が高額になりやすいデメリットがあります。

一方クラウド型とは、業者のサーバーを借りてBIツールを利用する方法です。手軽にBIツールを導入することができ、費用も比較的安価で済むでしょう。しかし、状況に合わせたカスタマイズが困難であり、長期間利用する場合にはランニングコストが高くなるリスクが考えられます。

それぞれ特徴がありますので、自社に合ったものを選ぶことが重要です。

自社のIT環境との相性は良いか

BIツールをオンプレミス型で導入する場合には自社のIT環境との相性を調整しやすいですが、クラウド型で利用する場合には事前にチェックしておくことが必要です。既存のITシステムとの相性によって、導入や保守管理にかかるコストが大きく左右されます。

具体的には、利用するデータベースやサーバーとの相性を確認しておきましょう。また他のシステムを連携する場合には、対応の可否を調べておくことが必要です。SalesforceやGoogleAnalyticsなどの外部サービスと連携しているBIツールもありますが、非対応の場合もありますので要チェック項目といえます。

自社の業種に合う機能が搭載されているか

BIツールは種類によって搭載されている機能が異なります。そのため、自社の業種に合ったツールを選ぶことが重要です。具体的には、UIや連携できるデータベースの種類などをチェックしておきましょう。

またBIツールの中には特徴的な機能を搭載している製品もあります。例えば、ECサイトや実店舗で売上を確保している企業の場合には、在庫管理やデータの随時更新に強いDr.Sumが向いているでしょう。

このように自社の流通経路などの要素によって適切なBIツールが決まりますので、導入する際には自社の販売傾向や顧客性向などを把握しておくといいでしょう。

導入費用が予算内であるか

オンプレミス型で導入を検討する場合には、コストが高額になりやすいので予算内に収まるか注意が必要です。場合によっては1,000万円を超えるケースもありますので、事前に見積もりをとっておきましょう。また導入前に自社のニーズをできるだけ明確に伝えておき、機能の追加などによって新たな費用が発生しないように気をつけましょう。

さらにクラウド型でも、業者によっては不当に費用を請求されるケースがあります。そのような事態を防ぐために複数の業者から相見積もりをとって、相場を確認しておくことも重要です。

サポート体制は充実しているか

BIツールの保守管理を外注する場合には、サポート体制をチェックしておくことが重要です。不具合の発生などトラブルがあったときに迅速に対応してくれる業者を選びましょう。

またカスタマイズやライセンスの更新なども行う必要がありますので、自社にIT人材がいなかったり、それらの業務にリソースを割きたくなくなかったりする場合には、これらの作業もサポートしてくれる業者をおすすめします。

さらに導入時に社員教育を行うなどのサポートを行っているところもありますので、自社のITリテラシーに不安がある場合にはそのようなサービスを利用するのもいいでしょう。

おすすめのBIツール5選

BIツールの選び方とは?7つのポイントと5つの主要ツールを紹介

ビジネスでおすすめのBIツールとして、以下の5つをご紹介します。

  • Tableau
  • Microsoft Power BI
  • Looker
  • Oracle BI
  • MotionBoard

それぞれの特徴について詳しく解説します。

Tableau

Tableauとは、高品質なデータ分析やレポート作成を直感的に操作できるBIツールです。ユーザーのニーズに合った様々なグラフや表をマウスだけで作成できるため、多くの企業に導入されています。

UIや使いやすさに定評があり、他のツールではプログラミング知識が必要なレベルの複雑な関数やマクロを使った分析でも、Tableauを利用すれば同等のレベルで簡単に実行してデータを可視化できるため、的確な内容のレポートを作成できるのです。扱えるデータソースの種類も多様であり、ExcelやPDFなどのファイルだけでなく、SalesforceやGoogleAnalyticsなどで管理しているデータと連携することも可能です。

さらにダッシュボードの自動更新機能も便利です。手動でデータの追加や分析を行う必要がなく、自動で更新されるため工程の削減に大きく役立ちます。

このような高い利便性から、Tableauは幅広い業種の企業でデータ分析やレポート作成に利用されているのです。

Microsoft Power BI

Microsoft Power BIとは、アメリカのワシントン州に本社があるマイクロソフト社が開発したBIツールです。同社の製品との親和性が高く、ExcelやWordなどのデータを的確かつスピーディーに分析してレポート化できます。またAzure Data Lake を利用すれば、必要な情報をスピーディーに取得できるようになります。

さらにMicrosoft Cloud App SecurityやAzure ADと連携すれば、高いセキュリティ対策を実現できます。
操作制限や閲覧権限の設定を行うことができ、ログからモニタリングもできますのでセキュリティリスクを大幅に減らせるでしょう。

Looker

Lookerとは、アメリカのカリフォルニア州に本社を置くGoogle社が提供するBIツールです。BIツールの中では「次世代型」と言われており、他のBIツールとは異なる特徴があります。

例えば、通常のBIツールではデータベースで管理しているデータを抽出して分析・可視化しますが、Lookerではデータベースに直接アクセスしてデータを活用します。そのためデータが漏洩する懸念がなく、セキュリティ対策に役立ちます。

またLook MLというデータモデリング用の言語を独自に開発しており、データの定義を決定してから可視化を実行しています。このようにデータを一義的に定義することによって、認識のズレをなくしているのです。そのため、データのモデリングに優れていると言われています。

Oracle BI

Oracle BIとはアメリカのオラクル社が提供しているBIツールであり、汎用性の高さやデータベースの統合・分析機能が評価されています。通常のBIツールで利用されているダッシュボードやレポート機能だけでなく、ExcelやWordで使えるドキュメントも作成できる点が特徴です。

また様々なデータソースと統合することができ、ExcelやAccessなどの形式で保存しているデータでもOracle BIを使えば一元化して統合しできます。さらに多くのデータソースをスピーディーに分析できる点も魅力であり、Oracle Exalyticsインメモリマシンという独自の技術によって迅速なレスポンスを実現しており、データ量が膨大な場合でも分析できるようになっています。

MotionBoard

MotionBoardは、Dr.SumなどのBIツールも開発しているウイングアーク1st株式会社の製品であり、見やすいダッシュボードの作成に役立つ機能が多く備わっています。MotionBoardでは、グラフやチャートなどの基本的な表だけでなく、ガントチャートや3Dマップなど様々な形式でデータを可視化できます。

また表示する内容に対してテキストや線の色やサイズを調整でき、画像や動画も貼り付けられるため、非常に分かりやすいダッシュボードが作成できるでしょう。さらに開発会社が日本企業であるため、日本語で利用できるだけでなく、サポートも日本語で対応してもらえる点も魅力です。バージョンアップも国内向けになることが想定されるため、長期的な利用を考えている企業におすすめです。

まとめ

BIツールには様々な種類があり、それぞれ特徴があるため導入する際には自社に合った製品を選ぶことが重要です。しかし、目的を達成するための機能を備えているのかどうかやシステム環境との親和性がいまいちわからないケースもあるでしょう。

そのようにお困りの場合は、ぜひエッジワークにご相談ください。数多くのBIツールから御社に最適なBIツールを選び出し、提案から運用まで一貫してお手伝いいたします。サポート体制も充実していますので、ぜひ一度ご連絡ください。

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