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公開日:2025/04/17

LLM開発に強い国内企業10選!外注するメリットや費用相場も解説

LLM開発に強い国内企業10選!外注するメリットや費用相場も解説

「自社に合ったLLM開発を進めたいが、どの会社に依頼すればいいか分からない。」
「LLM開発会社の情報は多いけれど、比較検討して最適なパートナーを見つけるのが難しい。」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、LLM開発の外注を検討している企業担当者様向けに、国内で実績のある開発会社を厳選して10社ご紹介します。また、外注のメリットや最適な外注先の選び方、費用相場まで解説します。

LLM開発の外注先選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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LLM開発に対応している会社10選

LLM開発に対応している会社10選

LLM(大規模言語モデル)の導入や活用を検討している企業に向けて、開発対応が可能な企業から厳選して10社ご紹介します。

  • 株式会社オルツ
  • 株式会社AVILEN
  • 株式会社XAI
  • ゴートマン合同会社
  • neoAI株式会社
  • NOVEL株式会社
  • 株式会社ナイル
  • 株式会社ELYZA
  • 株式会社バオバブ
  • 株式会社知能情報システム

それぞれの概要や実績まで詳しくご紹介します。LLMの外注先を選ぶ際の比較検討に役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

株式会社オルツ

株式会社オルツ

引用:株式会社オルツ

株式会社オルツは、東京都港区に本社を構えるAI開発企業です。

日本語特化型の大規模言語モデル「LHTM-OPT」シリーズを手がけるなど、LLM開発に関する高い技術力を持つのが特徴。
「1750億パラメータ規模の各社個別LLM開発を受託開始」するなど、企業のニーズに応じたカスタマイズも積極的に行っています。また、API連携や業務自動化ツールの提供実績も豊富です。

特に、「日本語での精度を重視している方」や「カスタマイズ性を重視したい方」には、心強いパートナーとなるでしょう。

・会社概要
会社名株式会社オルツ
本社所在地東京都港区六本木七丁目15番7号 新六本木ビル(SENQ六本木 402)
代表者名米倉 千貴
従業員数23名
設立年月日2014年11月
資本金22億9,834万円
サービス内容デジタルクローン、P.A.I.の開発を最終目的とした要素技術の研究開発とそれらを応用した製品群(Communication Intelligence 「AI GIJIROKU」等)展開、AI ソリューションの提供
実績・導入企業数「オルツ、世界初、AIクローン技術を応用した「CloneM&A」によるM&Aマッチング支援事例を発表」
URL:https://alt.ai/news/4284/

株式会社AVILEN

株式会社AVILEN

引用:株式会社AVILEN

株式会社AVILENは、AI技術を活用したソリューション開発やコンサルティングを提供する企業です。

ChatGPTを安全に業務利用できる「ChatMee」や、社内Q&Aの自動化を支援する「ChatMee Pro」など、ビジネス現場に特化したLLMソリューションを展開しています。また、人間の自然な会話に対応したAIエージェントのビジネス実装の検証など、LLMを活用した先進的な取り組みを行なっているのも特徴。

特に、「汎用ツールではカバーしきれない業務課題に悩む方」にとって、柔軟かつ実用的な提案が期待できる外注先と言えるでしょう。

・会社概要
会社名株式会社AVILEN
本社所在地東京都中央区日本橋馬喰町2-3-3 秋葉原ファーストスクエア9階
代表者名高橋 光太郎
従業員数61名
設立年月日
資本金
サービス内容・AIおよびデータ活用技術の開発によるビジネス課題の解決
・デジタル組織開発の戦略立案およびDX/AI人材の育成による組織変革支援
・AIトランスフォーメーション推進のための戦略策定および実行支援
実績・導入企業数

株式会社XAI

株式会社XAI

引用:株式会社XAI

株式会社XAIは、製造業やインフラ領域を中心にAIシステムの開発を行う企業です。

「ChatGPTの導入支援」や、「センサー・画像データを活用した解析システムの構築」など、LLMを含む先端AI技術に対応。また、NeRFによる3Dモデル生成やエッジAIの開発にも取り組んでおり、実用性の高い技術に定評があります。

業界特化型の課題に対して柔軟に対応できる体制が整っており、「現場データを活かしたAI活用を検討している方」におすすめの外注先です。

・会社概要
会社名株式会社XAI
本社所在地東京都渋谷区神宮前二丁目12-1 ウェールビル 5階
代表者名八木谷 佑太
従業員数8名
設立年月日2021年1月13日
資本金100万円
サービス内容AIサービス開発
実績・導入企業数

ゴートマン合同会社

ゴートマン合同会社

引用:ゴートマン合同会社

ゴートマン合同会社は、生成AIの導入支援から開発、定着化までを一貫して手がける企業です。

「RAG構成を活用した情報検索システム」や、「ChatGPTを業務に活かすアプリケーションの開発」など、実用性の高いソリューションに強みがあります。特に、継続支援に特化した「生成AI顧問くん」や、現場の業務に即した柔軟なカスタマイズ対応が高く評価されているのが特徴。

「専門性の高い伴走型支援を求める方」にとって頼れる外注先と言えるでしょう。

・会社概要
会社名ゴートマン合同会社
本社所在地東京都世田谷区宮坂1丁目6番地26号
代表者名安永裕典 / 入不二経勝
従業員数14名
設立年月日2023年5月
資本金
サービス内容生成AIソリューション事業
実績・導入企業数「ゴートマン、RAG活用のヘルプデスク支援AIを総合経営サービスグループに導入」
URL:https://www.goatman.co.jp/news/2024-09-06/

neoAI株式会社

neoAI株式会社

引用:neoAI株式会社

neoAI株式会社は、東京大学松尾研究室発のスタートアップ企業で、生成AIに特化したソリューションを提供しています。

主力製品である「neoAI Chat」は、企業の社内データとChatGPTを連携させた高性能なチャットボットを短期間で構築可能。また、金融機関向けの融資稟議作成AI「neoAI Agent for 融資稟議」や、オンプレミス環境で動作する生成AIソリューション「neoAI Chat for オンプレミス」など、幅広く展開しています。

「精度と業務への適合性を重視した生成AIの活用を進めたい方」にとって、心強い開発パートナーとなるでしょう。

・会社概要
会社名株式会社neoAI
本社所在地東京都千代田区神田須田町2-5 東京神田須田町ビル2階
代表者名千葉 駿介
従業員数
設立年月日2022年8月
資本金5600万円
サービス内容・法人向けAIソリューション事業
・自社AIサービス事業
実績・導入企業数「ゆうちょ銀行とneoAI、業務特化生成AI導入開始」
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000109048.html

NOVEL株式会社

NOVEL株式会社

引用:NOVEL株式会社

NOVEL株式会社は、LLMを活用したシステム開発やコンサルティングに強みを持つ企業です。

ChatGPTなどの大規模言語モデルを業務に組み込んだプロダクト開発や、業務改善支援などを行っており、実用性の高さに定評があります。また、SEO記事を自動生成するAIライティングツール「SAKUBUN」や、新規プロダクト開発を支援する「AI開発ラボ」も提供。さらに、月額制アジャイル開発サービス「テックユニット」では、専属チームによる継続的な開発・運用支援を行っています。

「LLMを活用した新サービスの立ち上げ支援を求める方」や、「自社業務に最適化された生成AIツールを開発したい方」に最適なパートナーになるでしょう。

・会社概要
会社名NOVEL株式会社
本社所在地東京都中央区銀座1-15-4銀座1丁目ビル7階
代表者名岡田徹
従業員数
設立年月日2019年2月27日
資本金900万円
サービス内容・生成AIコンサルティング/開発支援
・AIライティングサービス「SAKUBUN」
・AI人材育成/研修
・月額制アジャイル開発「テックユニット」
実績・導入企業数

株式会社ナイル

株式会社ナイル

引用:株式会社ナイル

株式会社ナイルは、LLMを活用した業務支援やシステム開発に力を入れている企業です

例えば、「生成AIを組み込んだ業務フロー設計」や、「社内業務に特化したマイクロアプリケーションの開発」など、実務に即した生成AIの活用を支援しています。また、開発だけでなく導入後の活用定着までトータルサポートを提供。全社員を対象にLLMアプリ開発プラットフォーム「Dify」のTeamプランを導入し、社内の生産性向上にも取り組んでいるのも特徴です。

「社内展開を見据えつつ、まずはスモールスタートで始めたい方」に、特におすすめの外注先です。

・会社概要
会社名ナイル株式会社
本社所在地東京都品川区東五反田1-24-2 JRE東五反田一丁目ビル7F
代表者名高橋飛翔
従業員数262名
設立年月日2007年1月15日
資本金
サービス内容・ホリゾンタルDX事業
・自動車産業DX事業
実績・導入企業数「生成AI導入支援サービス「生成AIコンサルティング」を日本トイザらス株式会社へ提供開始」
URL:https://nyle.co.jp/news/240603_01/

株式会社ELYZA

株式会社ELYZA

引用:株式会社ELYZA

株式会社ELYZAは、LLM(大規模言語モデル)の研究開発および社会実装を専門とする、東京大学松尾研究室発のAIスタートアップ企業です。

「GPTや独自LLMを活用した業務システムの開発」や、「企業・業界ごとのニーズに合わせたモデル設計」などを提供。日本語特化型LLMの開発や、生成AIを基盤としたSaaSの展開にも力を入れているのが特徴です。

研究開発レベルの高度な専門知識と豊富な実績を持つELYZAは、「LLMを活用したAIシステムを導入したい方」や、「業界特化型モデルの研究開発を検討している方」にとって心強いパートナーになるでしょう。

・会社概要
会社名株式会社ELYZA
本社所在地東京都文京区本郷3-15-9 SWTビル 5・6F
代表者名曽根岡侑也
従業員数
設立年月日2018年9月
資本金
サービス内容・AI リサーチ&ソリューション 事業
・AI SaaS 事業
実績・導入企業数

「KDDIとELYZAの提携で進む―日本語特化LLM開発と生成AIの社会実装」
URL:https://biz.kddi.com/beconnected/feature/2024/241018/

「KDDIと手を組んだELYZA、曽根岡CEOが語る「30%業務効率化」と「日本らしい世界戦」の方法」
URL:https://mugenlabo-magazine.kddi.com/list/elyza/

株式会社バオバブ

株式会社バオバブ

引用:株式会社バオバブ

株式会社バオバブは、高品質なAI学習データの提供を専門とする企業です。

特にLLM向けのデータセット構築や、モデル評価に強みを持っています。「RAG用データセットの構築」、「RLHFのサポート」、「生成AIの人手評価サービス」など、多岐にわたるサービスを展開。また、LLM導入後の精度向上・運用効率化まで一貫したサポートを提供しているのも特徴です。

「LLMの開発やファインチューニングを検討している方」は、株式会社バオバブに相談してみるのがおすすめです。

・会社概要
会社名株式会社バオバブ
本社所在地東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア39F
代表者名相良 美織
従業員数
設立年月日2010年7月2日
資本金8,337万円
サービス内容・LLM開発/ファインチューニング用データセット構築/RLHF/モデル評価
・画像アノテーション/音声書き起こし
・画像収集 / 音声収集
・機械翻訳用学習データ構築
・多言語対訳シナリオ作成
実績・導入企業数

株式会社知能情報システム

株式会社知能情報システム

引用:株式会社知能情報システム

株式会社知能情報システムは、LLMをはじめとする自然言語処理や、知能コンピューティング分野に強みを持つシステム開発企業です。

特に、研究用途や業務特化型のLLM活用において、要件に応じたシステム設計・アルゴリズム実装・技術選定の支援を提供。大学や研究機関との受託開発実績も豊富で、高度な理論や特殊な要件にも対応できるのが特徴です。

「汎用モデルでは対応できない領域でLLMを活用したい」といった、高度な技術を要するニーズをお持ちの方にとって、最適なパートナーとなるでしょう。

・会社概要
会社名株式会社知能情報システム
本社所在地京都市下京区中堂寺粟田町91 KRP9号館 609号室
代表者名倉谷 智尋
従業員数21名
設立年月日2007年11月8日
資本金300万円
サービス内容・知能コンピューティングに関わる受託研究開発
・学術研究用システムの受託開発
・ソフトウェア技術の調査・講習・コンサルティング
・ソフトウェアの企画・開発・販売
・情報システムの企画・開発・販売・導入
実績・導入企業数

LLM開発の外注先を選ぶポイント

LLM開発の外注先を選ぶポイント

LLM開発の外注先を選ぶ際のポイントは、以下の3つです。

  • 自社の目的に合った対応ができるか
  • 開発後のサポート体制が十分か
  • LLMの関連技術も理解しているか

詳しく解説します。

自社の目的に合った対応ができるか

「LLM開発」は、チャットボット開発・ナレッジ検索システム・社内GPT構築など、目的によって求められる要件が異なります。LLM開発の外注先を選ぶ際は、自社の目的に合った機能に対応しているか確認しておくと良いでしょう。

また、汎用的なLLMを提供するだけでなく、自社特有の業務やデータなど、個別要件に対応した設計ができるかも確認するのがおすすめ。事前に要件を明確にしておき、柔軟に対応できる企業に依頼できれば、費用対効果も向上するでしょう。

開発後のサポート体制が十分か

LLMは開発して終わりではなく、むしろ導入後の運用段階が本番とも言えます。LLMの運用中には、モデルの精度改善・ユーザーからのフィードバック対応・不具合の修正などが必要になることが多いです。

このような課題に迅速に対応できる「開発後のサポート体制」が充実している企業であれば、安心して運用を続けられるでしょう。

LLMの関連技術も理解しているか

LLMの導入を成功させるには、モデルそのものの開発力だけでなく、周辺技術も理解している企業に依頼するのが重要。例えば、必要な情報を外部から取得するRAG構成・出力の質を高めるプロンプト設計・既存システムとのAPI連携など、実用面を支える技術は多岐にわたります。

これらの周辺技術を理解している企業であれば、要件に対する柔軟な対応が可能。また、現場に合わせた最適な施策の提案も期待できるでしょう。

LLM開発を外注するメリット

LLM開発を外注するメリット

LLM開発を外部企業に委託するメリットは、以下の3つです。

  • コア業務にリソースを集中できる
  • 内製するより早期に成果が出やすい
  • モデル選定・API選定も依頼できる

それぞれ詳しく解説します。

コア業務にリソースを集中できる

LLMを外部企業に依頼すると、実装や検証といった手間のかかる作業を任せられるため、社内での工数を大幅に削減できます。その分、要件定義や方針決定といったコア業務にリソースを集中させることができ、戦略的な判断に時間を割けるのが大きなメリットです。

また、「社内のリソース不足」や「専門エンジニアが不在」などの場合も、開発をスムーズに進められる点も大きなメリットでしょう。

内製するより早期に成果が出やすい

LLM開発の知見を持つ企業は、「開発ノウハウ」や「開発テンプレート」を持っています。そのため、自社でゼロから開発を始めるより、プロジェクトの立ち上がりが早くなりやすいです。

特に、技術選定や運用設計など、内製する際につまづきやすいポイントがスムーズに進行する点は、LLM開発を外注する大きなメリットと言えるでしょう。

モデル選定・API選定も依頼できる

外注先の企業によりますが、「GPT系」「Claude」「PaLM」など、多くのモデルから、自社の要件に最適なモデル提案してもらえる場合があります。また、モデル選定だけでなく、API設計やLLMの活用方法に関するアドバイスまで対応してくれることも。

このように、外注すると開発初期のモデル選定ミスを防ぐことができ、無駄な支出を抑えられます。また、プロジェクトのスムーズな立ち上がりにもつながるでしょう。

LLM開発の費用相場

LLM開発の費用相場

LLM開発の費用は、目的や規模によって大きく異なります。
例えば、比較的手軽な「ChatGPT API連携型」であれば200万円程度から可能ですが、「自社データでのファインチューニング」や「独自LLM構築」の場合はより高額になります。

以下の表に、LLM開発の一般的な費用相場をまとめました。

開発内容

費用相場

ChatGPT API連携型開発

200万円〜

ファインチューニング(小規模)

200万円〜300万円

ファインチューニング(中規模)

400万円〜700万円

ファインチューニング(大規模)

800万円〜

独自LLM構築

1,500万円〜

小規模なPoC・概念実証

50万円〜150万円

まとめ

本記事では、LLM開発に強みを持つ国内企業10選をはじめ、外注先を選ぶ際のポイント、開発を外注するメリット、開発費用まで解説しました。


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