RPAでできることと導入事例について解説

RPAでできることと導入事例について解説

官民一体となって働き方改革が推進される中で、RPAという言葉を耳にする機会も増えてきました。RPAを知らない人でも、自動で業務効率化ができるソフトウェアロボットと言えば、日頃使用しているソフトウェアやアプリケーションを思い出す人もいるのではないでしょうか。そこで今回はRPAでできることと導入事例について解説いたします。

RPAで何ができる?

RPAとは、Robotic Process Automationの略であり、ソフトウェアロボットがワークフローを自動化してくれるシステムのことをいいます。RPAは、日本の労働人口が減少するなか、労働力を維持しつつ競争力も確保できる方法として注目されています。

RPAでできること

  • パソコンソフトウェアの自動化
  • 業務アプリケーションのデータ連携
  • アプリケーション間のデータ受け渡し
  • データの整理や分析

事務作業などのルーティンワークを自動化することで、労働力をほかの作業に有効活用し、業務を効率化させることができます。効率化により、業務負担の軽減ができるほか、ケアレスミスの削減や生産性の向上などが期待されます。

RPAでできること

RPAの3つのタイプ

  • サーバ型・・・サーバ上で100体以上のロボットが稼働する。複数のパソコンを繋ぎ業務を横断管理して自動化を行う。大量のデータやルールを一括で管理できる。カスタマイズも可。 導入コストや運用コストが高額なため、RPAを大規模に運用したい企業向け。
  • クラウド型・・・Webブラウザなどのクラウド上で稼働して作業を自動化する。インストールの手間がかからず、ネットが繋がればすぐに使える。運用保守に手間がかからず導入コストは比較的安い。
  • デスクトップ型・・・各自のPC上で作業を自動化する。導入コストが安く、試しに部署や個人で導入しやすい。PC1台ごとに導入するため、管理が担当者レベルになり属人化しやすい。
「サーバ型」「クラウド型」「デスクトップ型」について

RPAツールは国内外で開発が進められ、RPA市場は年々成長しています。
世界で有名なRPA製品には、「UiPath」「Automation Anywhere」「Blue Prism」などがあり、国産では、「Winactor」「BizRobo!」「ロボパットDX」「SnychRoid」などがシェアを増やしています。
RPA製品を選ぶ際は、目的を明確にし必要な機能と費用対効果を見積もったうえで、導入を検討することが大切です。

RPAの導入事例

それでは、実際にRPAはどのように活用されているのでしょうか。企業別の導入事例をご紹介します。

- 銀行

三菱東京UFJ銀行は、業務の効率化にRPAを活用しています。手作業が多い銀行業務において、RPAは親和性が高く膨大なデータを調査するコンプライアンス部門で実用化されています。属人化されていた業務をルール化しロボットで自動化することで、6〜7割を占めていた業務を大幅に削減でき、社員はより高度な業務に専念することができました。

参照:三菱東京UFJ銀行が可能性を拡げる、金融機関でのRPA導入による業務効率化|MUFG,https://www.mufg.jp/profile/strategy/dx/articles/0020/index.html ,(参照2024-3-22)

- 小売

コープ香川では、商品管理や販売管理、デジタルマーケティングなどでRPAを活用。年間で1,320時間相当の人的リソースを創出することができました。また、毎週の集計業務の自動化では年間600時間を削減し大きな効果を得ました。

参照:コープかがわ、RPAで年間1320時間を削減、7業務で15個のロボットが稼働|IT Leaders,https://it.impress.co.jp/articles/-/25144 ,(参照2024-3-22)

- 製薬

田辺三菱製薬は、RPAを導入し三年半で500を超える業務の自動化を推進し、約7万時間を削減することができました。既存業務の効率化だけではなく、半年に一度まとめて対応していた負荷が高い業務をロボットに行わせることで毎月の実施が可能となりました。

参照:田辺三菱製薬、3年半で500超の業務をRPAで自動化、7万時間を削減|IT Leaders,https://it.impress.co.jp/articles/-/24496 ,(参照2024-3-22)

- 機械

ダイキン工業は、全社にRPAを導入し、年間10万時間の作業を自動化しました。それにより入力ミスや作業の属人化の解消、生産効率の向上に成功しました。社員の作業時間の軽減により、高付加価値業務に時間を充てることが可能となりました。

参照:ダイキン工業、RPA「UiPath」を全社導入、累計10万時間の作業を自動化|IT Leaders,https://it.impress.co.jp/articles/-/23313 ,(参照2024-3-22)

- 製造

ENEOS根岸製油所は、社内問い合わせや申請業務の一部をチャットボットとRPAを連携させて自動化しました。これまで1件あたり10分程度の作業時間がかかっていたところ、2〜3分に短縮し、毎月70分から160分の対応時間を削減することができました。

参照:ENEOS根岸製油所、チャットボットとRPAで社内申請の作業時間を7割削減|IT Leaders,https://it.impress.co.jp/articles/-/22847 ,(参照2024-3-22)

エッジワークのプロ人材 【案件例】

RPAスキルの高いプロ人材が多数登録しているエッジワークでは、ご依頼内容に合わせ厳選したチームを編成いたします。

RPAエンジニア【分析・要件定義、開発、保守・運用】

RPA化PJ支援

決済サービス企業RPA導入の支援。ヒアリング、設計、開発、UATフォロー。既存ロボットの保守、改修。

社内業務効率化

勤怠打刻・勤怠申請など社内業務効率化に向けたツール開発。要件の整理。結合テスト。改修。

システム構築支援

RPA導入における、運用整理・業務ヒアリング・仕様検討・開発。運用設計。

RPAコンサルタント【ITの知識、マネジメントスキル、コミュニケーションスキル】

RPAコンサル支援

RPAでの自動化対象業務の洗い出し、選定。RPAツール選定。RPA導入プランニング、キックオフ。

業務改革支援

業務ヒアリング、要件定義、設計、開発。顧客対応、ミーティング資料作成、ファシリテーション。

RPAソリューション支援

クライアント業務のヒアリング、RPAソリューション提案。メンバーマネジメント。業務コンサルティング。

ソフトウェアエンジニア【プログラミングスキル、論理的思考、コミュニケーションスキル】

ソフトウェア開発

会計管理をおこなうソフトウェアの機能開発。コード品質をチェックし、処理速度を向上。

システム導入支援

パッケージシステムの導入に関わる作業の支援。サーバー設定、連携テスト、データ登録、タスク処理。

映像プラットフォーム

画像認識技術による新機能の開発支援。カメラ機能の拡張ファームウェアやプラグインをリリース。

ご発注までの流れ

1お問い合わせ

サイト上のフォーム、よりお問い合わせください。

オンラインMTGやお電話にて、サービスの詳細をご案内します。

プロ人材の活用方法や報酬単価の目安などお気軽にご質問ください。

2要件の整理

課題やチーム状況、想定するタスクをお伺いしたうえで、依頼内容を整理します。

作業場所(常駐 or 在宅/リモート)、稼働時間、人数などの条件もヒアリングいたします。

必須スキル・経験などについてご要望があれば弊社スタッフまでお伝えください。

3ご提案

ご依頼の内容にマッチする形でプロ人材の活用方法やチーム編成を提案します。

チームへの参加を想定するプロ人材の職務経歴やスキルを記載したレジュメを送付しますので、商談を行うかの判断をおねがいします。

要望に当てはまるプロ人材がすぐに見つからない際は、メディアに案件情報を掲載し、対応可能な方の募集を行います。

4商談

提案内容にご興味を頂けましたら、プロ人材を含めた商談を実施します。

お客様からは事業内容や課題をお話しいただき、プロ人材からは得意な業務やこれまでの経歴・スキルを説明します。

プロ人材との商談は無料です。依頼内容の調整やすり合わせを都度おこない、マッチングの精度を向上していきます。

5オファー

チームへの参加を依頼したい場合は、作業内容や報酬金額などの詳細を調整し、オファーを頂きます。

お客様とプロ人材の双方がプロジェクト内容に合意し、チームを編成する契約の締結について了承を得た場合は発注手続きをおこないます。

プロ人材がオファーに了承しない場合は、発注とはなりませんのでご注意ください。

6ご発注

プロ人材がお客様のチームに参加するオファーに合意した際は、依頼内容を書面にし、発注の手続きをおこないます。

ご注文の契約内容に従ってプロジェクト内での作業を実施します。

プロ人材が業務委託による支援を開始した後も弊社運用チームによるサポートは継続しますのでご安心ください。

料金・費用や事例についてなど、お気軽にお問い合わせください。