SaaSをわかりやすく解説。導入のメリットやIaasとPaaSの違いとは?

SaaSをわかりやすく解説。導入のメリットやIaasとPaaSの違いとは?

SaaS(Software as a Service)は、近年注目されているソフトウェアの提供形態の一つです。SaaSは、ソフトウェアをインターネット経由で提供し、ブラウザから簡単にアクセスすることができるのが特徴です。今回は、SaaSとIaas、PaaSの違いと導入のメリットについて解説します。

SaaSとは?

SaaS(Software as a Service)は、インターネット経由で提供されるソフトウェアサービスです。
ユーザーはソフトウェアを自分のコンピュータにインストールすることなく、ウェブブラウザを通じて利用することができます。SaaSプロバイダーは、ソフトウェアのホスティング、メンテナンス、アップデートを一手に引き受けるため、ユーザーはその手間を省くことができます。

特徴

  1. クラウドベース: ソフトウェアはクラウド上にホストされているため、インターネット接続さえあればどこからでもアクセス可能です。
  2. サブスクリプションモデル: 多くのSaaSプロバイダーは月額または年額のサブスクリプション料金を設定しており、初期費用を低く抑えられます。
  3. 自動アップデート: ソフトウェアの更新はプロバイダー側で行われるため、常に最新の機能やセキュリティパッチを利用できます。
  4. スケーラビリティ: ユーザー数や使用量に応じて簡単にスケールアップまたはスケールダウンが可能です。
特徴

日本の代表的なSaaS企業

サイボウズ株式会社

提供サービス:kintone、Garoon、サイボウズ Office
特徴:企業向けのグループウェアや業務アプリケーションを提供し、カスタマイズ性が高い。

Sansan株式会社

提供サービス:Sansan、Eight
特徴:名刺管理やコンタクト管理のクラウドサービスを提供し、ビジネスネットワーキングの強化を支援。

Chatwork株式会社

提供サービス:Chatwork
特徴:ビジネス向けのチャットツールを提供し、チームのコミュニケーションとプロジェクト管理をサポート。

ラクス

提供サービス:楽楽精算、楽楽販売、メールディーラー
特徴:経費精算や販売管理、メール共有などの業務効率化を図るためのクラウドサービスを提供。

freee株式会社

提供サービス:freee会計、freee人事労務
特徴:中小企業向けの会計ソフトや人事労務管理ソフトを提供し、バックオフィス業務の効率化をサポート。

これらのプロバイダーは、日本国内の企業が効率的に業務を遂行できるよう、さまざまなクラウドベースのソリューションを提供しています。SaaSの導入を検討する際には、自社のニーズに最も適したサービスを選ぶことが重要です。

IaasとPaaSとの違いについて

SaaSとよく似た言葉にIaaSとPaaSがあります。これらのサービスモデルは、それぞれ異なる目的と機能を提供し、ユーザーのニーズに応じて選択できます。

IaaSとは

IaaS(Infrastructure as a Service)は、インフラストラクチャ(サーバー、ストレージ、ネットワーク)をクラウドサービスとして提供しています。ユーザーは、物理的なハードウェアを購入・管理する必要がなく、クラウドプロバイダーが提供する仮想マシンやストレージを利用してアプリケーションを開発することができます。

IaaSの主な特徴
  • 柔軟性:必要に応じてインフラストラクチャを迅速に拡張・縮小できます。
  • コスト効率:物理的なハードウェアの購入や保守が不要なため、コストを削減できます。
  • 管理:ユーザーがオペレーティングシステムやアプリケーションの設定・管理を行えます。
IaaSとは

PaaSとは

PaaS(Platform as a Service)は、OSやミドルウェアのプラットフォームを提供しているクラウドサービスです。開発者は、インフラ管理を気にすることなく、アプリケーションの開発やデプロイに集中ができます。

PaaSの主な特徴
  • 開発効率の向上:必要なツールやライブラリがあらかじめ整備されているため、迅速な開発が行えます。
  • スケーラビリティ:アプリケーションの規模に応じてリソースを自動的に調整できます。
  • 管理の簡素化:インフラやミドルウェアの管理はプロバイダーが行うため、開発者はアプリケーション開発に専念できます。
IaaSとは

このように、SaaS、IaaS、PaaSはそれぞれ異なるニーズに対応したクラウドサービスモデルです。ビジネスの要件に応じて適切なモデルを選ぶことがポイントです。

SaaS導入のメリット

SaaSの導入には多くのメリットがあります。以下に主なメリットをご紹介します。

コスト削減

  1. 初期費用の削減:ハードウェアやインフラの購入が不要で、初期投資を大幅に抑えられます。
  2. 運用コストの低減:メンテナンスやアップデートはプロバイダーが行うため、自社での管理コストの削減が期待されます。

スケーラビリティと柔軟性

  1. 柔軟な拡張・縮小性:必要に応じてユーザー数や機能を調整することができ、ビジネスの成長に合わせてスムーズにスケールアップやスケールダウンが可能です。
  2. どこからでもアクセス可能:インターネット接続があれば、どこからでもソフトウェアにアクセスできるため、リモートワークやモバイルワークが可能です。

最新機能とセキュリティ

  1. 自動アップデート:プロバイダーが定期的にソフトウェアを更新するため、常に最新の機能やセキュリティパッチが利用できます。
  2. 高度なセキュリティ:多くのSaaSプロバイダーは、高度なセキュリティ対策を行っており、自社でのセキュリティ管理が不要です。
SaaS導入のメリット

導入と運用の簡便性

  1. 迅速な導入:インストールやセットアップが不要で、アカウントを作成するだけで即座に利用することができます。
  2. 管理の簡素化:インフラやソフトウェアの管理はプロバイダーが担当するため、社内のITリソースを他の重要な業務に集中させることができます。

コラボレーションの促進

  1. リアルタイムの共同作業:複数のユーザーが同時にアクセスし、リアルタイムで共同作業が可能なため、チームの生産性が向上します。
  2. 統一されたプラットフォーム:全員が同じバージョンのソフトウェアを使用するため、データの整合性が保たれ、情報共有がスムーズになります。

柔軟なビジネス推進

  1. 迅速な市場対応:新しい機能やサービスを迅速に導入でき、市場の変化に柔軟に対応できます。
  2. イノベーションの促進:新しいツールや機能を簡単に試せるため、ビジネスプロセスの改善やイノベーションが促進されます。

SaaS導入は、企業の運用効率を大幅に向上させ、コスト削減や業務の迅速化を実現できるメリットがあります。導入に際しては、自社のニーズに合ったサービスを選び、セキュリティやサポート体制などを慎重に検討することが重要です。

エッジワークのプロ人材 【案件例】

スキルの高いプロ人材が多数登録しているエッジワークでは、ご依頼内容に合わせ厳選したチームを編成いたします。

ソフトウェアエンジニア【プログラミングスキル、論理的思考、コミュニケーションスキル】

ソフトウェア開発

会計管理をおこなうソフトウェアの機能開発。コード品質をチェックし、処理速度を向上。

システム導入支援

パッケージシステムの導入に関わる作業の支援。サーバー設定、連携テスト、データ登録、タスク処理。

映像プラットフォーム

画像認識技術による新機能の開発支援。カメラ機能の拡張ファームウェアやプラグインをリリース。

DevOpsエンジニア【プログラミングスキル、インフラとネットワーク、自動化】

アプリ開発支援

クラウドネイティブ技術を活用した開発基盤の検証、設計や構築。開発基盤の技術検証。

自社サービス支援

CI/CDの分析と速度向上。自動化されたソフトウェアテストの設計および開発。

システム開発支援

DevOpsサイクルの改善、プロセス自動化。CI/CD基盤の強化。ライブラリの設計・開発。

クラウドエンジニア【設計、構築、ミドルウェア、オンプレミスの知識】

AWS移行業務

現行で使用しているオンプレミスから、AWSに移行。AWSの要件定義・設計・構築・保守・運用。

スマホアプリのAWS設計構築

スマートフォンアプリにおけるAWS設計構築業務。Lambda構築、運用。スケーラビリティ、パフォーマンス強化。

AWS基盤構築支援

基幹系業務、勘定系業務、およびデータ蓄積を行うためにAWS上に新規に基盤を構築。

セキュリティエンジニア【セキュリティ、ネットワーク、法律の知識】

セキュリティ強化

コーポレートおよびプロダクトに関する包括的なセキュリティ管理の戦略の立案、実行。既存データのセキュリティ対策。マルウェア対策。

基盤システム更改

セキュリティに関する設計/開発/テストの実施。OA基盤に対するセキュリティプラットフォームの導入。ベンダーコントロール。

セキュリティコンサル

セキュリティ関連ソリューションの提案・設計・導入などのコンサルティング。セキュリティ関連ソリューションの導入PM。

データエンジニア【開発スキル、分散処理、クラウドの理解】

データ関連開発

クラウドを使用し小売店が利用するシステムのデータ関連の開発および、顧客企業との仕様調整・実現性検討。

資産管理アプリ開発・運用

ユーザー情報をDBから抽出し、様々な切り口で分析できるようデータ加工、分析。システム運用、保守。

データ活用

データ活用のためのETL処理の開発と運用。大規模なデータパイプライン、データ蓄積基盤の設計、開発。

ご発注までの流れ

1お問い合わせ

サイト上のフォーム、よりお問い合わせください。

オンラインMTGやお電話にて、サービスの詳細をご案内します。

プロ人材の活用方法や報酬単価の目安などお気軽にご質問ください。

2要件の整理

課題やチーム状況、想定するタスクをお伺いしたうえで、依頼内容を整理します。

作業場所(常駐 or 在宅/リモート)、稼働時間、人数などの条件もヒアリングいたします。

必須スキル・経験などについてご要望があれば弊社スタッフまでお伝えください。

3ご提案

ご依頼の内容にマッチする形でプロ人材の活用方法やチーム編成を提案します。

チームへの参加を想定するプロ人材の職務経歴やスキルを記載したレジュメを送付しますので、商談を行うかの判断をおねがいします。

要望に当てはまるプロ人材がすぐに見つからない際は、メディアに案件情報を掲載し、対応可能な方の募集を行います。

4商談

提案内容にご興味を頂けましたら、プロ人材を含めた商談を実施します。

お客様からは事業内容や課題をお話しいただき、プロ人材からは得意な業務やこれまでの経歴・スキルを説明します。

プロ人材との商談は無料です。依頼内容の調整やすり合わせを都度おこない、マッチングの精度を向上していきます。

5オファー

チームへの参加を依頼したい場合は、作業内容や報酬金額などの詳細を調整し、オファーを頂きます。

お客様とプロ人材の双方がプロジェクト内容に合意し、チームを編成する契約の締結について了承を得た場合は発注手続きをおこないます。

プロ人材がオファーに了承しない場合は、発注とはなりませんのでご注意ください。

6ご発注

プロ人材がお客様のチームに参加するオファーに合意した際は、依頼内容を書面にし、発注の手続きをおこないます。

ご注文の契約内容に従ってプロジェクト内での作業を実施します。

プロ人材が業務委託による支援を開始した後も弊社運用チームによるサポートは継続しますのでご安心ください。

料金・費用や事例についてなど、お気軽にお問い合わせください。