UI/UXの特徴
Webサービスやデジタルプロダクトに活用されているUIとUXは、似ているようでいて異なる特徴があります。ここでは、UIとUXの特徴についてそれぞれご説明します。
UIとは
UIとは、ユーザーインターフェース(User Interface)の略称です。ユーザーインターフェースは、画面とユーザーとの接点のすべてを指しています。
UIデザインは、ユーザーが迷わないようわかりやすく情報を設計します。特に、視認性や可読性、機能性や利便性に注意を払い、ユーザーがスムーズに目的を達成できるようにデザインすることが求められます。
UXとは
UXは、ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略称です。ユーザー体験や経験を調査し、プロダクトに活かします。
UXのプロセスには、満足度やユーザビリティを高める方法として、人間中心設計(Human-Centred Design)というアプローチがあります。これは、人間の視点を軸にプロダクトの課題を解決する国際規格として定められている方法です。
UXデザインは、サービスの利用前から利用中、利用後まで利用時間全体を調査・分析し、HCDや心理学的な法則を用いながら画面設計を進めていきます。
上記のように、UIとUXはそれぞれ異なる特徴を持っていますが、UIとUXは分離しているわけではなく、ユーザー体験全体であるUXにUIが含まれています。
UXデザインは、体験からモノを作り上げる概念であり、UIデザインは、UX調査で明らかになった課題から、見た目や機能面などを具体的に表現していきます。UIとUXは車の両輪のように揃うことで、顧客体験の最大化とプロダクトの質の向上が期待できる方法です。