ChatGPTとは?ChatGPTの機能について

ChatGPTとは?ChatGPTの機能について

2022年にOpenAIが人工知能チャットボットのプロトタイプを無料で公開し、大きな反響を呼びました。
現在ではさまざまな企業がChatGPTをビジネスに活用しています。そこで今回は、ChatGPTとその機能であるGPT-4やDALL・E 3についてご説明します。

ChatGPTとは

ChatGPT(Chat Generative Pre-trained Transformer)は、OpenAIが開発した人工知能チャットボットです。公開から、わずか2ヶ月でアクティブユーザーが史上最速で1億人に達しました。GPT-3.5の大規模な言語モデルで構築され、対話形式で人間のように自然な問答ができる特徴があります。

ChatGPTでできること

  • 会話・・・一般的な会話や意見を交換したり、疑問や興味を共有できる。
  • 質疑応答・・・様々なトピックに関する質問に答えることができる。
  • テキスト生成・・・文章の開始部分を与えれば、その文脈に基づいて続きを生成できる。
  • 文章の要約・・・与えられた文章の要点を抽出し、簡潔な形で要約することができる。
  • 言語理解・・・文脈を読み取り、意味を理解して適切な回答ができる。
  • 言語生成・・・会話など人間に近い自然な言葉が作成できる。
  • クリエイティブ・・・詩やストーリーなどの創作ができる。
ChatGPTでできること

現在、ChatGPTのプランは3種類あり、無料と有料版があります。

ーFree(個人向け)

  • 月額無料
  • メッセージのやりとりができる(一定の制限あり)
  • GPT-3.5モデル
  • Web、iOSとAndroidアプリで使用できる

ーPlus(個人向け)

  • USD $20/月
  • GPT-4 モデル
  • GPTを参照、作成、使用ができる
  • DALL・Eや高度なデータ分析などの追加ツールへのアクセス

ーTeam(複数人向け 最低2ユーザーから)

  • 1人につき USD $25/月
  • DALL・Eや高度なデータ分析などの追加ツールへのアクセス、個人向けよりさらに利用制限が緩和
  • 共有できるワークスペースと管理コンソールを搭載
  • チームのデータを学習に利用させない
ChatGPTのプラン

以上のようにChatGPTは会話形式で、簡単にさまざまな文書作成や創作を行なってくれるため、利便性が高くビジネスの場では業務負担を軽減するのに役立っています。

GPT-4とDALL・E 3とは

ChatGPTの有料版では、GPT-4とDALL・E 3という機能を使うことができます。それぞれご説明します。

GPT-4とは

GPT-4は、マルチモーダル大規模言語モデルで2023年3月に公開されました。前身のGPT-3.5よりさらに高度な能力を持っているといわれています。
それではGPT-4は以前と一体何がが変わったのでしょうか。

ーGPT-4の特徴

  1. モデルのサイズとパラメーター数: GPT-4は、以前より大規模で、さらに多くのパラメーターを持つ。より複雑な情報処理と、より高度なタスクに対処できる。
  2. 性能と精度: 25,000語以上のテキストを同時に読み取ることが可能。高度な自然言語理解能力を持ち、複雑な文脈を理解し、適切な回答を生成する。
  3. 安全性: ChatGPTのユーザーからのフィードバックなどを取り入れたほか、 50人を超える専門家と協力しAIの安全性やセキュリティを高めた。さらに、GPT-4は、GPT-3.5よりも、禁止コンテンツのリクエストに応じる可能性が82%低く、事実に基づく応答を生成する可能性が40%高くなった。
  4. 情報の推論と抽出: 与えられた情報から推論を行い、新しい情報を生成することができる。また、複数の情報源からの情報を抽出し要約することも可能。医学、法律、技術など専門的な知識を活用して専門的な文書を作成することができる。模擬司法試験を行わせたところ、受験者の上位10%程度のスコアを獲得した(GPT-3.5 のスコアは下位10%程度)。
GPT-4とは

このように、GPT-4は人間と遜色ないレベルの複雑で高度なパフォーマンスを備えています。

DALL・E 3とは

DALL・E 3とは、自然言語の記述から独自のデジタル画像を生成できる機能です。
現在DALL・E 3は、ChatGPT Plus、Team、Enterpriseユーザーに加え、APIを通じて開発者も利用できるほか、MicrosoftのBing Image Creatorでは無料で利用することができます。(商用利用は不可)
DALL・E 2に比べ、情報認知の精度が向上し憎悪や有害な画像を制限しながら、入力されたプロンプトにより忠実で精密な画像を創造します。また、作成後には微調整も行うことができます。

DALL・E 3とは

ChatGPTでは、GPT-4とDALL・E 3という新しい機能が利用できるようになりましたが、さらに音声認識および画像認識機能の搭載を始めています。これにより、もっと直感的にサービスを使用できるようになりました。
例えば、冷蔵庫の食材の写真を撮り、その食材を使ってできるメニューを考えたり、子供の宿題を手伝うなど、業務に使用するだけではなく日々の暮らしのサポートに使うことができます。
音声機能では、テキストと数秒のサンプル音声のみで人間のような音声を生成できます。また、オープンソースの音声認識システムであるWhisperを使用して、話し言葉をテキストに変換することが可能となりました。

2024年2月、OpenAIは、Sora(日本語の空に由来)という、動画生成AIで作成した動画をWebサイトに公開しました。テキストプロンプトで最長1分程度の動画を作成できるモデルです。公開された動画は「スタイリッシュな女性が、暖かく輝くネオンとアニメーションの看板で満たされた東京の通りを歩く..」と言ったプロンプトで作られたものですが、日本語風の不思議な文字の看板などに違和感を感じる動画であるものの、テキストだけであのような動画が作成できるのは驚くべき技術と言えます。 まだ、開発途中で安全性などいくつかの課題があるため、一部の専門家やアーティスト限定で公開されていますが、今後さらに改善を行い一般にリリースされる日もそう遠くはないかもしれません。

このようにOpenAIのChatGPTは、文章作成のみならず画像認識、音声認識、動画作成などにAIを活用したサービスを展開しています。今後ますます、AIが身近なものとなり多くのユーザーが日常生活や業務にAIサービスを活用していくのではないでしょうか。

引用元:OpenAI,:https://openai.com/sora/ ,(参照2024-4-12)

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ご発注までの流れ

1お問い合わせ

サイト上のフォーム、よりお問い合わせください。

オンラインMTGやお電話にて、サービスの詳細をご案内します。

プロ人材の活用方法や報酬単価の目安などお気軽にご質問ください。

2要件の整理

課題やチーム状況、想定するタスクをお伺いしたうえで、依頼内容を整理します。

作業場所(常駐 or 在宅/リモート)、稼働時間、人数などの条件もヒアリングいたします。

必須スキル・経験などについてご要望があれば弊社スタッフまでお伝えください。

3ご提案

ご依頼の内容にマッチする形でプロ人材の活用方法やチーム編成を提案します。

チームへの参加を想定するプロ人材の職務経歴やスキルを記載したレジュメを送付しますので、商談を行うかの判断をおねがいします。

要望に当てはまるプロ人材がすぐに見つからない際は、メディアに案件情報を掲載し、対応可能な方の募集を行います。

4商談

提案内容にご興味を頂けましたら、プロ人材を含めた商談を実施します。

お客様からは事業内容や課題をお話しいただき、プロ人材からは得意な業務やこれまでの経歴・スキルを説明します。

プロ人材との商談は無料です。依頼内容の調整やすり合わせを都度おこない、マッチングの精度を向上していきます。

5オファー

チームへの参加を依頼したい場合は、作業内容や報酬金額などの詳細を調整し、オファーを頂きます。

お客様とプロ人材の双方がプロジェクト内容に合意し、チームを編成する契約の締結について了承を得た場合は発注手続きをおこないます。

プロ人材がオファーに了承しない場合は、発注とはなりませんのでご注意ください。

6ご発注

プロ人材がお客様のチームに参加するオファーに合意した際は、依頼内容を書面にし、発注の手続きをおこないます。

ご注文の契約内容に従ってプロジェクト内での作業を実施します。

プロ人材が業務委託による支援を開始した後も弊社運用チームによるサポートは継続しますのでご安心ください。

料金・費用や事例についてなど、お気軽にお問い合わせください。